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仙当城⑤ ~ 上杉流縄張り

 仙当城の第5話です。

n 004

 前回は、西側から見た図でしたが、今回は東側から見たイメージ図です。

 前回、大手から真っ直ぐ進むと攻める側の被害が大きいことを説明しました。
 一方、敵が三の郭の尾根に取り付いた場合はどうでしょうか。

 「え」から進むと、堀切で掘底に落ちたところで、投石にさらされ、這い上がっても小口で挟撃されます。三の郭に入ると、本郭からの射撃にさらされ続けます。

 三の郭に入ることができても、本郭への進入路は一つしかありません。右から竪堀が食い込み、侵入路はセバメられると同時に、本郭の塁壁に押しつけられる形となり、本郭からの至近射撃にさらされつづけることになります。その上、城方は「お」から伏兵を出して、攻城兵の背後を突くことも出来ます。

 この構造は、新潟県湯沢町に「御の乱」の時に築かれた「荒戸城」と、構造が極似していますので、上杉氏による改修の部分であると想像されます。

 また、敵が三の郭の尾根に主力を投入した段階で、最終防御地点を二の丸に移せば、本郭が陥落しても、侵攻不能の「長土橋」の手前で攻城兵は、沈黙をするしかなくなってしまいます。

 敵が南の搦め手に主力を投入し、二の丸が陥落しても、やはり、「長土橋」の手前で攻城兵は足を止めざるを得ません。

n 034

 「え」から進むと最初に突き当たる堀切です。

 ヤブで良くわからないですね。スミマセン・・・

n 033

 三の郭に入り、本郭を見上げました。本郭の上のMさんの小ささから、その塁壁の規模を察していただければ幸いです。

 右のほうに、竪堀が食い込んでいるのですが、(低い木の手前)お分かりいただけるでしょうか?

 本郭への侵入路の制限です。

n 031

 「お」の伏兵郭の入口です。土塁の手前には竪堀が食い込んでいます。

 敵が本郭へ兵を進めようとすると、その背後に伏兵を出します。

 敵が「お」を制圧しても、狭く本郭からの射撃の制下にあり、維持は容易ではない上、本郭への小口はありません。

n 029

 本郭への侵入路です。左側の本郭塁壁にへばりつく形になり、進めば進むほど、本郭からの攻撃は濃密になります。

n 030

 本郭唯一の小口です。その先は・・・

 長土橋へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」


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