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長野県仙当城① ~ 土の城マニア必見!

中世城郭愛好家土の城派、武蔵の五遁です。
平成22年6月26日、山城の師匠「武蔵富岡」さんのご案内で仙当城に行ってきました。
お城仲間のMさんと、若おじさんもご一緒です。

仙当アク

長野県栄村二の入沢、JR飯山線平滝駅南方約3キロの山上にあります。

n 002

 地元の方にお話を伺うと、あの左寄りのモッコりが、登り口だとのことです。

 この城に関する記録は無く、戦国時代には、市河氏の勢力圏内であったため、市河氏の城であると推察されています。

 縄張りの基本は、尾根を利用した「連郭式」かつ「一城別郭」の古い縄張り思想ですが、戦国後期の改修を受けたと思われる、「竪堀や横堀による進入路の制限と屈曲」、「大規模な横堀」が駆使され、更に大手の尾根筋には近世城郭を思わせる「石垣枡形」が残るなど見所満載です。
*連郭式
 串団子のように、郭を一列に連ねた縄張り。
*一城別郭
 城内に二つの拠点を設け、一方が失落しても、もう片方で持久使用とする縄張り。敵に拠点を与えることになるため、戦国期中期以降はあまり用いられなくなった。

n 003

 道端に「仙当城遊歩道」の表示が・・・ せせらぎにかかる木橋を渡ります。

 市河氏は、鎌倉時代からの名家で北信濃に勢力を張っていました。戦国時代は南に境界を接する高梨氏と対立していました。

n 001

 登り口のイメージ図を作成しました。

 橋を渡るといきなり、ジグザグに登り始め、更に、石垣で要所がカタメラレテイマス・・・

 そこに、同じく高梨氏と対立関係にある武田信玄から同盟の誘いがあり、市河氏はこれに応じています。

n 004

 石垣の埋もれたヤツです、これが、タマニ見えるのであれば、石の多い山なのかな?と思いますが、カーブ&カーブに綿密に・・・

 やがて、高梨氏は武田信玄の圧迫に耐えられず、信濃から逃走し、越後の上杉謙信を頼ります。

n 005

 これは、人為的に組んである石ですよね?

  その後、武田信玄と上杉謙信は、川中島にて激闘を繰り返し、市河氏も一時所領を捨てて、信玄のもとに庇護されていた時期もありました。
n 006

 ジグザグを登りきると、平坦な尾根・・・

 石垣のS字地獄へ続く・・

ホームページ 「土の城への衝動」
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Comment
Re: 仙当城 最強!
こっきぃさん。
 ご来訪有り難うございます。

 こっきぃさんもいかれたのですね?
 いい城ですよね。

 大手? 道は、謎ですね・・・
 街道なら、あそこまでS字にする必要は無いと思いますし。
 かといって、戦国時代の市河氏に、アレだけの石垣を作る
経済力があったのかも疑問です。
仙当城 最強!
本城域のレポ、とても期待しています。

今年5月に現地を訪れました。ただし、城の南側からアプローチしたため、麓からの道(=大手道?)は訪れていませんでした。よって、武蔵の五遁さんのレポは非常にありがたいです。

それにしても、なんでS字スロープ上の石垣があるのか、理解できませんね。第一感は、城の遺構ではなく、後世の街道(あるいは農作業用の道)ですが、一方でこんな山深い場所で道が必要だったかと疑問に思います。

現地の歴史をひも解く必要がありそうですね。
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