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甲斐旭山塁② ~ 北条流角馬出し

 甲斐旭山塁の最終話です。

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 西側から見たイメージ図です。
 巨大駐屯地の端っこに、北条流の角馬出しがついています。
 山梨県に北条流の角馬出しが明確に残っているのはここだけでしょう。
 その点でも歴史的価値が高いと思います。


 敵が「あ」から攻めてくると、馬出しからの射撃にサラサレ、「い」への通路は狭くなり、大勢では進めません。
 「う」へ進むと、馬出しと「え」から横矢がかかります。更に「い」から伏兵を出して背後を襲わせることも可能です。


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 馬出しと巨大駐屯地を隔てる堀です。

 旭山の駐屯兵は、前線から離れているので安心だと思っていたでしょうが・・・


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 豆生田砦と、獅子吼城が徳川軍の急襲にて落城してしまいます。

 徳川軍には、武田の遺臣が多く参加しており、地元で地理に明るくゲリラ戦が可能でした。

 旭山の駐屯兵は、恐れおののき、急ぎ、この角馬出しを造ったと推察いたします。


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 角馬出しの内部から「い」の小口を撮影しました。

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 「い」の小口への細道を外側から撮影しました。

 左の土塁が角馬出し、奥の土塁が巨大駐屯地のもので、二方向から射撃を実現しています。


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 角馬出しの南側です。右が角馬出しの土塁。

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 「う」の方向です。ここでも、二方向からの射撃を実現しています。

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 「え」の土塁と堀は、延々と斜面を下っています。

 北条と徳川の和議が成立したのが、10月29日とのことですから、旭山塁の存続は3ヶ月であったこととなります。

 ホームページ 「土の城への衝動」
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