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伊豆丸山城③~武田水軍に備えろ!

 丸山城の続きです。

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 出城を下り、国道を渡ると本城域への登り口があります。
 登り道は整備されているのですが、その両脇の郭があるであろう方向はビッシリの笹薮で侵入できません。

 さて、1554年、武田、今川、北条の三国同盟が締結され、伊豆の北条と、駿河の今川は同盟関係となり、駿河湾は、平和の海となりました。丸山城の戦略的位置づけは、低かったと思われます。
 領主の富永氏は、北条氏の隆盛に貢献し、江戸城代を勤めるなど、家老待遇となります。


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 登り続け、やや見晴らしが・・・といった地点でようやく侵入可能な削平地を発見しました。
 進んでいくと、草木に覆われて見難いのですが、高さ4メートルほどの石積み塁壁が続いています。

 1560年に今川義元が、桶狭間に倒れると今川家は弱体化し、遠江を徳川家康に蚕食されます。
 今川氏真が、上杉謙信と結び、武田挟撃を企画するに及び、1568年、武田信玄は駿河に侵攻します。
 その際、北条家が信玄に敵対した為、信玄は一旦帰国します。
 信玄は、兵を立て直すと、関東の北条領を席巻し、三増峠にて北条軍を撃破すると、あれよあれよというまに駿河を併呑してしまいます。


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 このような段郭が続きます。

 信玄の駿河併呑により。駿河湾をはさんで、駿河武田 VS 伊豆北条の臨戦状態となり・・・
 武田信玄は、今川水軍を接収し、伊勢海賊衆の一部を傘下とし、強力な武田水軍を組織します。
 北条家も、水軍を強化し、水軍城も補強せねば、信玄にやられる!
 そして、北条家の指示のもと、増築されたのが、この本城域だということです。


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 この城は、方々に縄張り図が掲示されているのですが、それぞれ違う縄張りとなっています。また、ヤブで観察できない部分も多いです。観察できても、破壊によるものか、曖昧な遺構がホトンドです。
 言い訳終了で、毎度毎度の、地形以外は妄想の図面です。ムードだけ感じ取ってください。

 高石積みのあたりは、奥の尾根を登る道と、尾根と尾根の間を登る道と、手前の尾根を登る道が合流する地点なので、守りを強化するために石を積んだのではないかと思われます。

 武田水軍迫る! へ、続く・・・

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