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衣笠城(4) ~ 大封と没落

 衣笠城の最終話です。

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 「C」に向けて登っていきます。

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 「C」に登りつきました。

 当主と直臣、十数名が籠れるほどのスペースがあります。

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 城址碑です。

衣笠城

 「D」を詰め郭と見る方もいらっしゃるようですが、私見では「C」の方が高所にあり、背後の守りが固いので「C」が詰郭ではないかと推察いたします。

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 「C」の後方には、堀を隔てて「B」の物見岩があります。

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 物見岩の上には、小さな祠が祀られています。

 三浦義明さんを祀る祠であると思われます。

 三浦義明さん、辞世の句が掲示されています。

 朝日さし 夕日輝く西山の 稲荷の森は 黄金なるなり

*夕日が沈むように私の命も終えるのだが(源頼朝公を助けることにより、今後)三浦一族は黄金の輝きのように繁栄してくれるはずだという意味だと思われます。

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 穂見岩の背後には、堀を隔てて「A」があり・・・

*跡を継いだ三浦義澄は、源頼朝の平家掃討戦、東北平定戦に活躍し、大封を与えられます。

 三浦義明の辞世の願いは成就したかに見られましたが・・・


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 「A」の背後は、岩崖となって落ち込んでいます。

*鎌倉幕府の実権が、執権北条氏の手に渡ると・・・

 北条氏は、有力大名を謀略で没落させ、自らの権力を確かなものとしようとしました。

 1247年、三浦泰村の代で、三浦家は没落してしまいました。


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 大善寺に設置されている解説版。

IMG_8601.jpg

 南東方向からの遠景でお別れです。

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Re: リクエスト
丸馬出様 ご来訪ありがとうございます。

 八王子城周辺に長城遺構ですか?

 すごいですね!!

 八王子城は何度か登りましたが・・・

 規模が大きすぎて、レポートにする気になれず・・・

 多分、何らかのタイミングで向き合う気力がわいてくるとは思うのですが・・・

 情報提供、ありがとうございました。
リクエスト
リクエストなのですが、
西股さんの新しい著作に
八王子城の周囲の山々に長城とトーチカを
組み合わせた遺構があることが
書いてありました。
ネットでも見かけない遺構ですので
リクエストさせていただきました。

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