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根城(14) ~ 独立を失う

 根城の第14話です。

*戦国末期、北奥州に豊臣秀吉から命令が届きました。

 小田原攻めに参陣せよ。

 参陣せぬ者は、敵とみなし、とり潰す。


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 本丸の柵際から見下ろした、中館です。

*当時、南部系の家々と周辺の豪族たちは、南部グループとでもいうべき連合体を形成していました。

 そこに主従関係は無く、対等な立場で協力し合っていました。

 そのグループのまとめ役には、三戸南部信直があたっていました。


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 アングルを左にずらします。

 本丸への木橋があります。

*南部グループは、集まって、対応策を協議することとしました。

 三戸直信は言いました。

 「 皆で小田原に赴き、私どもの立場を認めてもらいましょう。

  しかし、その間に敵国が攻め込んでくるかもしれません。

  根城南部(八戸)政栄殿、留守番をお願いできませんか?

  そのかわり、御家の嫡男を私が小田原にお連れし、秀吉公にとりなしましょう。 」


DSCF3952.jpg
 木橋を横からアップで・・・
 (くどくて申し訳ありません。藪より、写真映えするので、つい・・)

*根城南部(八戸)政栄は思いました。

 昨今、津軽家が南部グループの領土を蚕食している。

 留守番が必要なのはもっともだ。

 当家は、津軽領に近い。

 こうして留守番に推戴されるのも、当家が南部グループから信頼されているからだ。

 信頼にこたえねば・・・ 留守番の任を全うしよう。


DSCF3962.jpg
 木橋を渡って本丸へ!

 まずは木橋へ参りましょう。

*三戸信直は、豊臣秀吉に拝謁すると、他の面々を家臣として紹介しました。

 豊臣秀吉は、三戸信直のみを大名として認めました。


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 ところが・・・ なんと・・・

 本丸への入場可能時間は、9時~5時でした。

 今は、6時すぎ・・・ 7時には家族の待つホテルへ戻らねばなりません。

*三戸信直は、小田原から戻ると南部グープの面々へこう告げたのでした。

 「 私は、豊臣政権から大名として認められた。

   あなた方は、これからは私の家臣だ。

   臣下の礼をとり、人質を出すように。 」


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 渡りたかったな~

 木橋を進むと本丸からの正面攻撃にあい。

 渡りきると、道は左右に分かれ、どちらを進んでも、本丸からの側面攻撃にあいます。

 道の先には門があり、門の前で停滞していると、槍で突かれます。

 右側に北門が見えます。

*根城南部(八戸)政栄は、耐えがたき耐え、三戸に従うこととしました。

 根城南部(八戸)家は、こうして独立大名としての地位を失ったのでした。

  しかし、三戸の所業に反発する勢力も多かったのです。


DSCF3965.jpg
 左側には、南門が見えますね。

 このとき私には良い考えがひらめきました。

 木橋を渡らなければ、復元柵を乗り越えなければ、ルール違反ではナイ!

 「根城第15話・廃城・遠野へ」へ続く・・・

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