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天ヶ岳砦(5) ~ こだわりの障子掘

 天ヶ岳砦の第5話です。

天ヶ岳配置
 このレポートでは、「江川南」の遺構を解説させて頂きます。

 江川砦の背後は幅広の尾根がダラダラと登っています。

IMG_9031.jpg

 登り切った先には「A」の低い土塁があり、土塁を乗り越えるとすぐ掘となっています。

江川南
 掘は、遮断の為に用いられるケースが多いのですが、北条氏の場合堀底に拘束し、射撃の的としやすくするために用いることがあります。

 ここでは、攻め登る攻城兵が低い土塁を勢いよく乗り越えると、落とし穴の様に掘に落ちてしまい、櫓台からの射撃にサラサレルといった防御構想があったのではないかと想像いたします。

IMG_9032_201501040504193fb.jpg
 土塁の途切れから、櫓台を撮影しました。

IMG_9028.jpg
 櫓台の上に立って、背後の堀を見下ろしました。

 北条流築城術こだわりの障子掘となっています。

 堀底に仕切り土塁があります。

 仕切り土塁は岩盤の削り残しとなっており、岩に苔がついて緑色となっています。

 堀底での移動を制限し、射撃の的としやすくする作戦です。

IMG_9026.jpg
 人がアングルに入ると、遺構の壮大さが実感しやすくなりますね。

 Mさんご協力ありがとうございます。

IMG_9025.jpg
 堀底から見上げてみました。

 角度が違うと、見え方もずいぶん変わってきますね。

IMG_9024.jpg
 上から見下ろすと大した高さではないように感じた障子部分も・・・

 横から見ると結構迫力です。

IMG_9023.jpg
 障子掘の西側は、竪掘となって城池方面へと下っています。

 「天ヶ岳砦第6話・大塁壁」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「静岡の城」
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