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小坂城(3) ~ 深い連続堀切

 小坂城の第3話です。

 私には、本郭の紹介は、レポートの最終回にしたいというこだわりがあります。

 そこで第3話は、城域の北端から始めさせて頂きます。

IMG_8563.jpg
 北側の尾根の上から「堀切1」を見下ろしました。

*この地は、戦国期には、武田信玄VS上杉謙信の抗争の舞台となり・・・

 安土桃山時代には、上杉景勝VS小笠原貞慶&徳川家康の抗争の舞台となりました。

IMG_8564.jpg
 堀切1を横から撮影しました。

 城の中心方向の断面の方が斜度が急になっています。

*この堀の規模は、戦国期以降であると思われます。

小坂城
*関東の城は、塁壁に折りをつけて横矢攻撃を企図したり、迷路の様な通路を用意して、攻城兵をキルゾーンへ引き込んだりします。

 ところが北信の山城は、堀切による、遮断、遮断、遮断で通路が何処かさえも判然としません。

 今回のらんまるさんプロデュースツアーから帰って、その理由を考え続けました。

 そこで私の頭に湧いた妄想を少々・・・

 この連続堀切の1本1本で熾烈な戦闘をするつもりはあまりなかった!

 山城なので夜間は見張り番程度しか置いていなかった。

 夜間、敵兵が背後の尾根から奇襲をかけ、城を乗っ取られる事案が多く発生した。

 そこで、背後の尾根に連続堀切を設け、柵を連動させておく対策を立てた。

 夜間、背後の尾根に攻城兵が現れると、見張り番は鐘を鳴らして急を告げる。

 堀上から柵を越えようとする攻城兵へ、守兵は鉄砲を討ちかける・・・が、
 柵を越えられたら、無理せず、次の堀切へ後退する。

 攻城兵は、幾重もの掘と柵を越えるのに時間を浪費する。

 その間に麓から山城に守兵が集結する・・・といった作戦だったのでは?

IMG_8566.jpg
 堀切2を見下ろしました。

IMG_8567.jpg
 堀切2を横から撮影しました。

 ここでも、城の中心方向の断面の方が斜度が急になっていますね。

IMG_8569.jpg
 堀切2と、堀切3の間には若干の削平地があります。

IMG_8570.jpg
 堀切3です。

IMG_8572.jpg
 堀切4です。

 「小坂城第4話・浅い連続堀切」へ続く・・・・ 

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「長野の城」
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