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図解新府城(1) ~ 東面水掘と土橋

 みなさん、こんにちは。
 中世城郭愛好家、土の城派、武蔵の五遁です。
 平成26年3月19日、新府城に行って参りました。
 山梨県韮崎市中田町中条にあります。

 戦国末期、武田勝頼が、織田信長の侵攻に備えて築城した城として知られています。

 何度も訪問しているのですが、今回は完全に図説しようと意気込んでやって参りました。

新府アク
 新府城は、甲斐国の北西部分に位置しています。

 敵軍が諏訪を制圧したのち、甲斐を目指して進んでくることを想定し、敵軍をここで食い止め、武田累代の本拠甲府盆地へ侵入させないことを目的に築かれていると想定します。

 北東と南西を段丘に守られた細長い台地に立地しています。

 段丘の下から段丘の上へ攻め登るのは、リスクが大きいので、敵軍は台地の上を進み、新府城の北西に本陣を置くはずです。

 そして、新府城へ直接攻撃を加えるため、新府城の真北に布陣することでしょう。

 地勢を観察すると、東側に小山がありますので、東側の小山にも軍勢を配置することと思われます。

新府城東面
 東側の小山から、新府城を眺めると、こんな感じになるのではというイメージ図です。

 素人が目測でスケッチしたものなので、イメージだけ、感じ取っていただければ幸いです。

 東側に小山があり、攻められやすいので、水掘を配置して、防御力をアップしています。

(点々を描き込んでいる部分が水掘です。)

 地形は北から南へなだらかに下っていますので、水掘の水位を維持する為に、A、B、Cの堤防を築いています。堤防は土橋としての役割もあったのではないかと思われます。

DSCF2895.jpg
 Aの堤防を背に南側を撮影しました。水掘ではないにしても、湿地となっており、攻城兵が足を踏み入れると、泥に足を取られて、射撃の的となってしまったことでしょう。

DSCF2892.jpg
 先ほどの場所から、今度は北側を撮影しました。堤防が三段になっているのが見てとれます。

DSCF2896.jpg
 Aの堤防は現在、本郭にある神社への参道となっています。

 参道は後世につけたされたもので、往時のものではないと思われます。

DSCF2898.jpg
 Cの北側の水堀跡です。広いですね。

DSCF2740.jpg
 先ほどの写真の水堀を腰郭(帯郭)側から見下ろすと、この様な感じです。

DSCF2743.jpg
 Dから、Cの堤防兼土橋を見下ろしました。途中で途切れているので、木橋が設置されていたのではないかと思います。

 「新府城第2話・東面屈曲通路」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「山梨の城」
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Comment
Re: やったー
リュウ様 ご来訪ありがとうございます。

 私も武田ファンなので諏訪は久しぶりに興奮しました。
 越後は謙信の宿営地犬伏城が見ごたえありました。
 上野は箕輪城のお絵描きに挑戦して参りました。
 ご期待に添えるか判りませんが、がんばって記事を創りたいと思います。
やったー
諏訪、越後、上野最高です!高遠のグラグラ具合や勝頼や天才馬場の若かりし頃の地なんて武田ファンの心が騒ぎます。上野は大胡、箕輪と名胡桃しか行ったことがないので勉強させていただきます!
既に松井田や岩櫃のすごさは拝見してますが楽しみです!
Re: 久々に
リュウ様 御来訪ありがとうございます。

 激務お疲れ様です。私もこのところ忙しくてお城に行けてません。
 今日はこれから学会分科会の司会です。
 私は花粉症なのです。そして不思議なことに北関東に行くと花粉症の症状があまり悪くなりません。
 そこで北茨木にいったのですが、佐竹氏の歴史に興味が出てしまって、三連続で行ってしまいました。
 実にドロドロとした、複雑かつ、悲惨な歴史を持っていたんですね。私も今回初めて知りました。
 激務の合間に、ちょこっとでものぞいて頂ければありがたいです。

 この後、諏訪編、越後編、上野編と続いていきます・・・
久々に
ここんとこ激務で来られませんでした〜最近茨城多いですね!転封させられても義を通す。かっこいいけど、過去は全く知りませんでした!勉強になります。戦国の世にのし上がるにはやはり非情な歴史がつきまといますね。知らなすぎて楽しいです。これからまた勉強しにちょくちょくおじゃまいたしまする!
Re: うぉぉ
リュウ様 御来訪ありがとうございます。

 茨城のお城のレポートは人気がなかったので、急遽、新府城を投下いたしました。
 佐竹さんは大河ドラマでも取り上げられないし、知名度がいまいちなんですね~
 新府城は武田家の有名なお城なので、多くの皆様にご覧いただけています。
 毎日、いらしてください。
うぉぉ
久々にお邪魔しました。
新府レポートに気づかないなんて!また毎日行き帰りにお邪魔致します。
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