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御前山城(1) ~ 戦国期拡張か

 みなさん、こんにちは。
 中世城郭愛好家、土の城派、武蔵の五遁です。
 平成26年3月8日、お城仲間のMさんと、御前山(ごぜんやま)城に行って参りました。

御前山城アク
 茨城県東茨城群城里町大字御前山、国道123号「道の駅かつら」の西方約300メートル、御前山山塊の尾根の東端を利用して築城されています。

IMG_4043.jpg
 「道の駅かつら」から見上げた御前山城です。

 道の駅に車を停めさせて頂き、国道123号を北へ進み、那賀川にかかる橋の手前で左折すると・・・

IMG_4044.jpg
 県立御前山自然公園の案内板が設置されています。

 案内板を背に、南西方向を振り返ると・・・

IMG_4045.jpg
 御前山の登山口があります。

 道なき斜面を直登することも多い私にとっては、少し気恥ずかしいような・・・

 この城に関する記録は残されておらず、城主や戦歴等すべて不明です。

 縄張りオタクによる表面観察の感想を述べさせていただくと・・・

 本郭周辺の遺構はかなり古い。堀の深さは数十センチ。

 二郭の塁壁は高く、屈曲小口が設けられているので、戦国期の匂いがする。

 つまり、鎌倉から南北朝にかけて、本丸周辺が普請され、戦国期に拡張されたのではないでしょうか。

御前山城
 藪レンジャーの皆様の図面を参考に、イメージ図を作成しました。

 実際に登っていくと、まず「あづまや」から「二郭」に到着するのですが・・・

 この城の防御は、大半を西側の尾根筋からの攻撃に備えたものとなっていますので、縄張りレポートは西側から開始いたします。

IMG_4082.jpg
 鐘撞堂跡です。ここに見張りの兵を置いていたことでしょう。

 西側の尾根に敵兵を発見したら、鐘を撞いて急を知らせます。

 見張りの兵は、堀1へ移動し、敵兵を拘束し、城の本体部分の防備が整うまでの時間稼ぎをする使命を帯びていたと思われます。

IMG_4079.jpg
 「堀1」です。ここで死守するというよりも、あくまでも時間稼ぎの構造ですね。

IMG_4085.jpg
 「堀2」です。図では省略してしまいましたが、中央が土橋になっています。

 「御前山城第2話・危険な通路」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「茨城の城」
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Comment
Re: 訪城報告です。
Butch様 御来訪ありがとうございます。

 賤ヶ岳戦陣城にいからましたか? おめでとうございます。
 うらやましい限りです。

 整備が進んでいますか? 朗報です。
 土の城としての完成度の高さがお話から伝わって来ました。 

 訪問しようと言う気持ちが倍増しました。
 仕事から卒業できたら、絶対に訪問しようと思います。
訪城報告です。
こんにちは、ここは「茨城の城郭」の写真が綺麗なので、いつか行ってみたいと思っていました。

賤ヶ岳戦陣城行ってきました!
今更ですが、実際見ると面白いのなんの! 以前 玄蕃尾城は積雪で思うように動けませんでしたが、今回はベスト シーズンで もう笑うしかなかったです、田上山も伐採が行われ遺構の全貌が! 天神山、神明山、堂木山・・・どれもオモチャ箱をひっくり返したようで土の城派には たまらなかったです!
しかし玄蕃尾城は・・・こんな綺麗な城は無いのでは?あんな高所に基本平城のプランですよね~
柴田勝家さんに感謝です!
それでは失礼いたします。
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