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図解滝山城(2) ~ 山の神郭

 滝山城の第2話です。

滝山城全体
 滝山城全体のイメージ図です。主要郭以外は省略しています。

 今回は図の左上、「山の神郭」のレポートです。

IMG_3633.jpg
 北端の郭です。

 中田正光氏は、「山の神郭」の普請が他の区域に比べて曖昧でなこと、横矢や小口などの工夫があまり見られないことから、住民の避難所ではなかったかと推察されています。

 IMG_3635.jpg
 郭からは蛇行する多摩川が遠望できます。

 武田信玄がこの城を攻めた際、多摩川の対岸に本陣を置いたとする話があります。

 「あのあたりだったのかな?」などと妄想をふくらますのも、お城巡りの楽しみの一つですね。
滝山城山の神郭
 山の神郭を北側から見たイメージ図です。尾根筋以外は整備されておらず良くわからなかったので先人の図面からおこしました。

 上の写真は「A」の郭です。

IMG_3637.jpg
 「A」から細尾根を南へ進むと、「B」が見えます。

 尾根筋の通路以外は藪です。

IMG_3639.jpg
 「C」の土塁です。

 中田正光氏が農民の避難空間と推定されたことにうなづきたくなる、半端な防御ですね。

IMG_3640.jpg
 「C」にはいり、「D」方向を撮影しました。

 「D」の方が若干高くなっています。それにしても曖昧ですね。

IMG_3641.jpg
 「D」です。

IMG_3642.jpg
 「D」の南側には、「小宮郭」を隔てる大きな「堀切」があります。

 手前側が農民の避難空間で、向こう側が武士の防御空間だと考えると、この「堀切」が実際の隔たり以上の、隔たりに感じます。

IMG_3643.jpg
 堀底に降り立ちました。

 滝山城のレポート後半には「これでもか!」の屈曲構造を「しつこいよ!」と言われるほど、詳細にレポートして参る予定ですので、どうか、最後までお付き合いいただきたく、お願い申しあげます。

 「滝山城第3話・小宮郭北枡形」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「東京の城」
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Comment
Re: 迷ったときの滝山城
Butch様 御来訪ありがとうございます。

 今回、滝山城を日の出から踏査し始めました。
 全て、見尽くしてやろう! スケッチしつくしてやろう! と意気込んでのことでしたが・・・
 おっしゃるとおり「しつこい病的な城」なので、日没を待たずして、スケッチする気力が尽きて
しまいました・・・ 西側は今回対応できていません・・・ 恐縮です・・・
 訪れる度に、新たな発見がある。奥の深い城でもありますね。
 しつこいレポートにお付き合い頂ければ幸いです。
Re: キタ━(゚∀゚)━!
一文字三ツ星様 御来訪ありがとうございます。

 滝山城は私の大好きな城です。
 しかし、詳細レポートをするには自分の画力が追い付かないと感じ、これまで二の足を踏んでいました。
 さて、今回、画力が追い付いたか・・・ 時期尚早だったか・・・
迷ったときの滝山城
こんにちは、 と言う事で過去16回も訪れていました(笑)
ここの造りを頭に叩き込んだ事で、城めぐりの際 見えなかった物も見える様になり いろいろ想像も出来る様になりました。

さっそく山ノ神郭ですね、実は近年ここと西側大地がマイ ブームになっています、高月城の時代からの利用がありそうかな~と?

しつこい病的な城ですから しつこいレポートになりますよね(笑)

それでは毎回楽しませていただきます、失礼いたします。
キタ━(゚∀゚)━!
楽しみにしてました滝山城!
将棋で急所のマスにいくつものコマが効いているような、考え抜かれたキルゾーンと、複雑に屈曲する防御ライン。これは画力が試されますね!
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