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内匠城(2) ~ 折り裾交差堀底

 内匠城の第2話です。

 私が、この城の最大の見どころと思うのは「D」と「G」の間の堀です。

IMG_3313_201401091258067c6.jpg
 塁壁の「折り」の突出部分から、堀底へ向かって「裾」が伸びていて、それが左右から交差しています。

 先を見通しにくくし、攻城兵がジグザグにしか進めないようにする工夫です。

 北条系の城に見られる技法です。群馬県では高山村の「中山城」の堀底にも同様の普請がなされています。

 「中山城」は、戦国末期に北条氏が沼田城攻めの拠点として築いた城です。

内匠城
 この「内匠城」も同時期に北条氏により、普請された可能性を感じます。

 豊臣秀吉を迎え撃つために、古い要害へ追加普請したのでしょうか?

IMG_3314_20140109130945b01.jpg
 先ほどの写真から奥に進みました。
 
 ここでも「D」から「裾」が伸びていて、先を見通しにくくしています。

IMG_3316.jpg
 「四郭」と「G」の間を見上げました。

IMG_3318.jpg
 今度は「四郭」と「C」の間の堀です。

 こちらは直線的で、「折り」も「裾」も見当たりません。堀底の幅も広いですね。

 このあたりは北条氏以降にこの城にいた勢力による改修でしょうか?

IMG_3321.jpg
 「四郭」から堀底に降りた攻城兵を、この空間に誘い込み「C」と「D」から挟撃する防御構想だったのでしょうか?

 それとも往時は、「C」と「D」がつながっていたものを、近世に二郭の畑を耕すのに、いちいち土塁を乗り越えるのは面倒だと、削り取られてしまったのでしょうか?

 「内匠城第3話・藤田信吉在城」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「群馬の城」
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