FC2ブログ
HOME   »  中世城郭  »  千見城(8) ~ 奪回に次ぐ奪回

千見城(8) ~ 奪回に次ぐ奪回

 千見城の第8話です。

千見城東面
 この回は、「本郭」の東側の遺構の解説となります。

*上杉勢が千見城を奪回した直後の、1584年4月1日、上杉配下の屋代氏と室賀氏が敵の徳川方へ寝返るという事件が発生しました。

IMG_2810_20131207155236131.jpg
 「H」の保塁の上から、「東登城路2」を見下ろしました。

 左側に土塁があります。

*上杉氏は、陣営内に残った豪族を信用し、働かせる意外に窮地を脱することは難しいと考えたことでしょう。

 上杉家重臣直江兼続は、4月25日、大日方佐渡守へ手紙を書き、千見城の警護を固めるよう命じています。


IMG_2809.jpg
 「H」の保塁です。「東登城路2」を進む攻城兵は、「H」のまわりをぐるりと回ることを強要されます。

*同年9月8日、小笠原貞慶は、大日方佐渡守の家臣有沢善助の内応を取りつけると、9月13日に千見城へ攻めよせました。

IMG_2808_2013120716010827e.jpg
 先ほどの場所を横から撮影しました。ここでは「G」と「H」の挟撃空間になっていますね。

*内応者の出た千見城は、激しく防戦するも陥落してしまいます。

 千見城は、またも小笠原の手に落ちました。


IMG_2807_201312071604523ec.jpg
 「H」と「G」の上にある空間です。土塁越しに下部の通路へ射撃を仕掛けることが出来るようになっています。

*その後、豊臣秀吉は、徳川家康や島津義久を屈服させ、天下統一への歩みを速めます。

IMG_2813.jpg
 「F」から斜面を登っていくと、「本郭」と「A」の間に到達します。

*1590年、豊臣秀吉は小田原北条氏を攻めるため、大動員をかけました。

IMG_2814.jpg
 「A」に立ち、「東二郭」を見下ろし、「本郭」を見上げました。

*前田利家率いる北国勢には、長年抗争を続けていた、上杉景勝と小笠原貞慶が参加し、同陣しました。

IMG_2815_20131207161800316.jpg
 「A」から「本郭」を見上げました。ここも通路になっていたと思われます。

 「千見城第9話・破却が行われたか」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「長野の城」
スポンサーサイト



Comment
本年もよろしくお願いいたします。
丸馬出様 御来訪ありがとうございます。
 
 昨年中はお世話になりました。本年もよろしくお願い
いたします。

 真田昌幸連戦記! 早速、近くの本屋で探しましたが、
見つかりませんでした。残念・・・

 楽天ブックスにあるか調べてみます。

 昨日は、久しぶりに武州滝山城へ行き、7時間スケッ
チをして参りました。

 技巧性もここまで行くと、技巧性の為の技巧性となり
縄張りオタクのこだわり以外の何物でもない・・・

 オタクは現代だけのものでは無かったんですね・・

 今日は、イメージ図の下書きを10枚ほど・・・

 眼がしょぼしょぼです・・・

 今年は、苦手分野の大規模な城にもチャレンジして参
ります。

 引き続きの御来訪をお待ち申し上げております。
ああけましておめでとうございます
武蔵様 あけましておめでとうございます。
正月休みにいいカナと
我、六道(りくどう)を懼(おそ)れず―真田昌幸連戦記
を読んでいるのですが、面白くては待っています。

今年も宜しくお願い致します
Trackback
Trackback URL
Comment Form
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

武蔵の五遁

Author:武蔵の五遁
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード