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図解小倉城(7) ~ 北枡形小口

 小倉城の第7話です。

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 北側の尾根は三方向を川に囲まれており、大軍で攻め登られる可能性は低いのですが、小勢での奇襲に備えて、防御が施されています。

 尾根を断ち切るのではなく、尾根筋を二筋に分ける堀があります。

小倉城本郭北
 尾根筋を進もうとすると大きな「堀切」に阻まれてしまい、「屈曲通路」へ進まざるを得ません。

 「屈曲通路」から左側に迂回しようとすると「迂回阻止竪掘」があり、結局、「枡形小口」へ進むこととなります。

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 「H」の手前にはちょっとした、騙しが仕掛けられています。

 通路をまっすぐ進むと行き止まりになり、引き返して一旦下らなければなりません。

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 「北三郭」の北端は「堀切」により遮断されています。

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 通路が左に屈曲した地点から撮影しています。奥で右に屈曲しています。

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 通路が右に折り返した場所から、枡形小口に近づいています。

 左側に塁壁の切れ目があるのが見て取れるでしょうか?

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 枡形小口が見えてきました。木柵が復元されています。

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 「枡形小口」に入りました。左右から挟撃される上に、正面頭上からの射撃にもさらされます。

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 「枡形小口」から「詰郭」への道です。

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 「詰郭」に巻きつくように、通路が登っています。

 「小倉城第8話・側撃通路」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「埼玉の城」
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Comment
Re: 小倉城の解説お見事なデスネ!
Butch様 御来訪ありがとうございます。

 戦闘シュミレーションこそ、土の城縄張派のあるべき姿ですよね。
 敵がこうきたら、こっちから横矢をかけ、迂回してきたら、竪掘沿いに岩を転がす・・・
 あれ? こっちが弱いかも? と思って周囲を踏査すると、やっぱりあった堀切が・・・
 その瞬間、400年前の築城者と、今の私と、気持ちが通じたような錯覚に陥ります。

 小倉城、青山城、中城などはおっしゃる通り、森林資源の供給地だったのでしょう。
 そして、上野と相模をつなぐ、幹線道路をおさえる意味もあったのではないでしょうか。

 小田城の現地説明会がありましたか? 随分と整備が進んだのでしょうね。
 私は某駅伝大会に出走し、只今、帰還したところです。
 遺構無き平地をひたすら移動するのは難行でした・・・
 
 塙城は、相変わらずのバンブーでしたか。
 竪バンブーだけならいいのですが、斜めバンブーや、横バンブーが・・・
 特異かつ技巧性の高い遺構ですので、いつかスッキリとみえるようになるといいですね。
 
 それでは、お互い善きお城ライフを!

小倉城の解説お見事なデスネ!
こんにちは、昨日は小田城現説と塙城に行ってきました、塙城は相変わらずのバンブー地獄で・・・(苦笑)
小倉城の解説お見事です!自分も周辺の青山、腰越、大築などで戦闘シュミレーションするのが至福の楽しみです("物好き"ですね)各城とも後世の耕作地利用が見られないのも良いですね、やや関連するのですが、勝手な根拠の無い妄想として、往時この辺は森林資源の一大供給地帯だったのではと?各城とも森林、河川、従事者を押さえる機能を持っていたのではないかな~と思っています。当時の集落周辺はハゲ山だらけだったのではとの見方もあるようですし・・・
それでは今後も楽しみにさせて頂きます失礼します。
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