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樺沢城(9) ~ 奪回と乱の勝利

 樺沢城の最終話です。

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 「腰郭上の段」です。

樺沢表
*北条勢は、樺沢城を拠点に、上田荘の本拠坂戸城を攻めますが、坂戸城は無類の堅城でびくともしませんでした。

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 「本郭北」への登り口です。

*北条勢が坂戸城を制圧せずに、上杉景虎の待つ御館へ進めばどうなるでしょうか?

 上田長尾衆に三国峠を閉鎖され、退路をふさがれてしまいます。


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 「本郭北」に入りました。奥に「本郭」への段差が見えます。

*北条勢は、坂戸城を見上げながら、いたずらに時を過ごすしかなかったのです。

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 「本郭北」から眺める、「本郭西」背後の塁壁です。

*やがて、冬が近づいてきました。温暖な関東の地に暮らす北条勢にとって、豪雪の越後の冬は恐怖でしかありませんでした。

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 「本郭西」と「本郭」の間には堀切があります。

*北条勢は僅かな守備隊を樺沢城へ残すと関東へ逃げ帰ったのでした。

 今福氏著「上杉景虎」によると、年が明けた頃、北条に妻子をとられてやむなく従軍していた在地衆が樺沢城を脱出し、坂戸城へ奔るといった事態が発生しました。


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 堀切の底です。

*上杉景勝は好機を逃さず樺沢城を奪回しました。

 越後国内の、北条の援軍は霧散してしまったのです。


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 「本郭」に入りました。

*事態の悪化を自覚した上杉景虎は御館を脱出しましたが、立ち寄った鮫ケ尾城で裏切りにあい、自刃。

 乱は、上杉景勝と上田長尾衆の勝利となりました。


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 上杉景勝勝利の原動力となった「坂戸城」の遠景でお別れです。

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「新潟の城」


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Comment
Re: 楽しませて頂きました。
Butch様 御来訪ありがとうございます。

 バタバタしておりまして、お返事が遅くなり申し訳ありません。

 坂戸城は、いつか登らねばと思っているのですが・・・

 登られた皆様のお声をお聞きすると・・・ 二の足を踏んでしまいます。

 登るだけでヘトヘトになるのですから、籠城時の食料補給は大変だったことでしょうね。

 一方、北条勢は関東で平城攻めばかりしていたでしょうから、坂戸城を見上げた時「マジかよ!」と思ったでしょうね。

 さて、熱中症は夏だけのものではありませんよね。春などでも湿度が高い日は、私も城攻め中に意識レベルが低下し始めるの自覚することがあります。

 無理をせず、お城ライフを楽しみたいものです。
楽しませて頂きました。
こんにちは、樺沢城のリポート楽しませて頂きました。 昨年四月は積雪のため西尾根の連続堀切まで行けなかったのですが無事なようでホッとしました。 難攻不落の坂戸城についてですが、自分も結構キツイ山城を攻略してきたつもりなのですが、ここは "いけません" でした。 10年程前のG.ウィークに気温・湿度は真夏並でフラフラになりながら大手道から登りましたが山頂でしばらく動けなくなりました 「こんな城 だれが攻めるか!」でした、下山は薬師尾根からでしたが、これがまたリズムの合わない階段でして・・・しかし冬期のここでの籠城はちょっと無理ではなかったでしょうか?(南国育ちのため雪の事は解りませんが)というよりは攻守共にこの地域での軍事行動は不可能だったのででしょうね。 それでは今後の秋田地方のリポート楽しみです、失礼します。
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