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甲斐中野城(2) ~ 小屋上がり

 中野城の第2話です。

086_20130601030513.jpg
 小口です。標高1020メートルですが、この写真だけ見ると平城の様です。

中野城南
 南側から見た、南半分のイメージ図です。宮坂先生の図面が目に入ってしまいましたが、先入観を持ちすぎないよう自分に言い聞かせてスケッチしました。

 小口の背後に塁壁という構造は武田系山城に多く見られます。

 しかし、その手法が編み出されたのは鎌倉期ではあるはずがなく、私の推察するに室町後期から戦国初期ではないかと思います。

 北東側は目も眩む断崖なのですが、南側はなだらかな地形が続いています。

 他国衆が攻め入った場合に、住民がこぞって避難する「小屋上がり」に適した地形です。

 中野城の普請状況は、削平の曖昧さ、大手小口の防御力の低さを考え合わせると、重要経拠点として時間をかけて造り込んだようには見えません。

 「小屋上がり」のついでに、造りかけたら、下山しても良くなった・・・といったムードです。

087_20130601033209.jpg
 東郭の土塁です。

088_20130601033403.jpg
 本郭の背後は切り立っています。

中野城北
 次は北側から見たイメージ図です。

096_20130601034236.jpg
 腰郭です。

097_20130601034412.jpg
 北郭です。西側は斜めになっていますが、寝泊まりは出来そうです。

099_20130601034622.jpg
 北郭の東側の「えぐれ」と図にかいた部分です。

 断崖となっており、この方向から攻め登るのは不可能です。

 「中野城第3話・甲斐睥睨」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「山梨の城」
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