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畑谷城(4) ~ 三重竪掘

 畑谷城の第4話です。

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 三重堀切の表示です。天気が悪く画像が暗かったので光度補正をかけました。

 三重堀切はさほど珍しくありませんが、三重の堀切が竪掘となって延々と斜面を下っている遺構は珍しいので、表題は三重竪掘とさせていただきました。

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 第4話はひたすら、三重堀切~竪掘りの写真です。いちいちどの部分とは解説しません。

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*レポートの間をつなぐ為に前田慶次の伝説を・・・

 前田慶次が上杉家家臣として会津にいたころ、他の家臣の志賀等が言うには「林泉寺の住職は上杉家の菩提寺であることを鼻にかけ何とも傲慢だ。和尚に一発くらわすことが出来たら、どんなにすっきりすることか」

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*前田慶次は「引き受けた。我に策あり」と席をたちました。

 そして行者の格好をして林泉寺を訪れ、即興の五言絶句で庭園を褒めたところ、和尚は学のある人であると信用して、前田慶次を茶室に招き入れました。

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*前田慶次は茶室に碁盤があるのを見つけ、囲碁の話題を持ちかけます。和尚が囲碁好きであるということを事前に調べておいたのです。和尚は身を乗り出し、前田慶次に囲碁の対戦を所望します。

 前田慶次は「いいでしょう。ただ対戦してもつまらないので勝った方が負けた方に「しっぺ」をするということにしてはいかがかな」

 和尚は対局がしたいのであっさり承知しました。

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*一局目は前田慶次がわざと負けました。

 前田慶次は和尚へ顔を差し出しましたが、和尚は「仏門の身なれば」と遠慮します。

 前田慶次は「そんなことをいっていては、面白くもなんともない」と、和尚の手を取って、無理やり自分の顔を殴らせました。

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*二局目は前田慶次が勝ちました。

 前田慶次はわざと「和尚を殴るは恐れ多い」と遠慮します。

 和尚は意地になって前田慶次にしっぺを促します。

 前田慶次は「ならば!」と大声を上げると、思いっきり和尚の顔面を殴った為、和尚は気絶してしまいました。

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*前田慶次が寺を出て、家臣仲間の志賀等に事の顛末を伝えると、皆腹を抱えて笑い、大喜びしたそうです。

 五言絶句を即興でつくれて、囲碁も強い前田慶次なれば可能であった痛快話でした。

 お茶目な傾き者の前田慶次と、戦の際は敵兵を次々と殺していったといわれる前田慶次とは同一人物なんですよね。人には様々な面があるのですね。

 「畑谷城第5話・総員討死」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「東北の城」
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