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久下田城(2) ~ とぐろを巻く龍

 久下田城の第2話です。

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 本丸へ橋がかけられています。本来はこの場所でなかったと思われます。

*水村正村は、まだ子どもの頃、結城家の武蔵遠征に従軍し、戦功をあげたとの伝説が残ります。

 そして、結城家当主、結城正勝の娘をめとり、結城家親族衆としての地位を固めました。「正村」の「正」は、「結城正勝」の「正」を拝領したとのことです。

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 橋の上から堀を撮影しました。左が本丸、右が二の丸です。

 やがて、水村正村の妻は身籠り、嫡子誕生への期待が高まりました。

 しかし、正村の妻はお産の際に赤子と共に帰らぬ人となってしまったのです。

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 本丸です。二度目の訪問です。一度目と同じく、空気のよどみを感じますね。

*若き正村は亡き妻を追慕し、何事にも手がつかず、無為な日々を送ることとなりました。

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 本丸から北側の堀底に降りました。

*ある日、正村の夢枕に、亡き妻が現れました。狂喜する正村を横目に、亡き妻は後ろ姿を見せ立ち去ってしまいます。

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 本丸を、北側の二ノ丸から撮影しました。

*正村がその去りゆく先を追ったところ、そこに「とぐろを巻いた龍・蟠龍」が現れました。

「あなたは今は、地面でとぐろを巻いている龍です。でも、必ずや地面を離れ、天駆ける龍となられるお方です。私のことなどでくよくよしていてどうしますか。気を強く持ち、天駆ける龍とおなりなされ!」

 それが亡き妻の望みであろうと解釈したのでしょうか?
 
 正村は、その後女性との係わりを断ち、戦国の「龍」となる道を選んだのでした。

 正村は22歳の若さで出家し「蟠龍斎」を名乗りました。

 「久下田城第3話・宇都宮領蚕食」へ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「栃木の城」
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