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只来城(3) ~ 武田勝頼巡見

 只来城の最終話です。

GEDC1692.jpg
 「い」の郭を見おろしました。下には「え」の郭があります。

r只来2
*「浜松御在城記」によると1573年、「勝頼も遠州へ出勢、犬井(犬居)、光明、多多羅(只来)、二股(二俣)抱えの城々巡見」と記され、信玄の跡を継いで間もない勝頼が只来城を含む北遠江の城を巡見したことがわかります。

GEDC1693.jpg
 「あ」の郭です。

*武田方の資料「甲陽軍艦」には、勝頼の只来城巡見から、掛川城まで足を伸ばした際、馬場美濃守が周辺の警戒を万全にしていたため、徳川の狙撃兵を生け捕ったと記されています。

GEDC1697.jpg
 本郭です。

*1575年5月、武田勝頼は「長篠の戦い」で、織田・徳川連合に大敗してしまいます。

 同年12月には、二俣城と光明城が徳川の手に落ちたとの記録がありますので、只来城も同じ運命をたどったことと推察いたします。

GEDC1694.jpg
 本郭から西側に尾根が伸びており・・・

GEDC1696.jpg
 尾根の先には物見台とオボシキスペースがありました。

r只来1
 さて、このあと尾根筋に沿って、林道が北へ北へと伸びていましたので、これを進めば帰ることが出来ると思ってひたすら進みましたが・・・ 道は川べりで消滅してしまい・・・

 ヒザマデ流れに浸かりながら渡河し・・・

 どうにか生きて帰って来ることが出来ました。

 林道が何処からつながっているのがわかれば、訪問しやすい城となるのしょう。

GEDC1676.jpg
 北側から見た只来城の遠景でお別れです。

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「静岡の城」
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Comment
Re: ご無事で何よりでございます
らんまる様 ご来訪有り難うございます。

 ゴミ箱に落とした仁丹を探すようとは、同感ですね。
 日本初公開の、荒砥小城の記事を拝見しました。
 土塁が残っているのですね。堀切も。
 四つの城で、一体の防御だったのでしょうか。
 らんまる攻城戦記の今後を楽しみにさせて頂きます。

> 場所が特定出来ない城を探索するのは、ゴミ箱に落とした仁丹の粒を見つけるような難作業でございますが発見した時の喜びもひとしおかと思います。
> これからの季節は葉が生い茂り深い林や森の中では自分のいる場所すら分からなくなる危険が多くなります。くれぐれもご自愛下さいませ。(あまり人の事は云えませんが・・笑)
> 地方の地名に疎い小生ですので、せめて城の名前の読み方を記載頂ければ幸いです。
Re: 素晴らしいですね
丸馬出し様 ご来訪有り難うございます。

 お返事が遅くなり申し訳ありません。
 実は昨日転居し、転居の準備で自分のブログを
見る余裕もありませんでした。
 新居では未だにネットがつながらず。タブレット
からの書き込みとなっています。
 高根城の情報、有り難うございます。
 主要部以外にも遺稿があったのですね。
 今後とも宜しくお願い致します。

追伸
 渡河のあと食事等でびしょびしょの姿を人前にさらす
のが、試練でした......

> ネットで拝見するかぎり
> みなさまトンネルの上に登っているようで
> なぞの城のようでしたが
> 古道から探り当てるとは、恐れ入りました
> しかも渡河までとは・・・
>
> 今後の掲載も聞き耳をたてずにはいられません(笑
> (城攻めの帰りによく聞いたFMの
>  カラン・コロンとアイスロックの音が
>  きこえてきそうです)
素晴らしいですね
ネットで拝見するかぎり
みなさまトンネルの上に登っているようで
なぞの城のようでしたが
古道から探り当てるとは、恐れ入りました
しかも渡河までとは・・・

今後の掲載も聞き耳をたてずにはいられません(笑
(城攻めの帰りによく聞いたFMの
 カラン・コロンとアイスロックの音が
 きこえてきそうです)
ご無事で何よりでございます
場所が特定出来ない城を探索するのは、ゴミ箱に落とした仁丹の粒を見つけるような難作業でございますが発見した時の喜びもひとしおかと思います。
これからの季節は葉が生い茂り深い林や森の中では自分のいる場所すら分からなくなる危険が多くなります。くれぐれもご自愛下さいませ。(あまり人の事は云えませんが・・笑)
地方の地名に疎い小生ですので、せめて城の名前の読み方を記載頂ければ幸いです。
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 只来城の最終話です。 「い」の郭を見おろしました。下には「え」の郭があります。*「浜松御在城記」によると1573年、「勝頼も遠州へ出勢、犬井(犬居)、光明、多多羅(只来)、二股(二俣)抱えの城々巡見」と記され、信玄の跡を継いで間もない勝頼が只来城を含...
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