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稲子城(2) ~ 原初的山城

 稲子城の最終話です。

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 上稲子八幡宮背後の尾根にとりつきます。

 道はありません。厳しい急斜面です。ジグザグに進路を取って、少しずつ高度を上げていきます。正面にこの急斜面があるだけで、充分な防御と言えます。

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 南西方向から見たイメージ図です。

*第一話では、平維盛伝説を紹介させていただきましたが、伝説は伝説でしかありません。

 客観的な推察をすると、稲子から朝霧高原を経て甲斐本栖湖へ至る街道の押さえとして、今川氏が無名の在地土豪に築かせた小塁といった線が、落としどころかもしれません。

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 イメージ図「あ」の郭です。4~5人程度がたむろできる狭さで、周囲に切岸はありません、駿河今川系山城の古いものは目立った切岸が無い場合が多いですね。

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 「い」の郭です。

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 「う」の帯郭です。違うんじゃないの?と問われれば、そうかもしれませんねと答えるレベルです。

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 「本郭」です。曖昧な感じです、正直申しあげまして、この時点で、「違う山を登ってしまったかな?」との疑念が心に渦巻きましたが・・・

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 この堀切を発見したことにより、ここが稲子城であるとの確信を得ることが出来ました。

 帰りは、登った方向と反対側に下りました。こっちの方が楽でしたね。

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 南方向から見上げた稲子城の遠景でお別れです。

 ヤブで厳しい登りの上に、見るべき遺構は無く・・・

 平維盛の墓所から、稲子城を見上げて、歴史ロマンに浸る・・のが、無難かと・・

 ホームページ 「土の城への衝動」 > 「静岡の城」 
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Comment
放浪の喜び
らんまるさま 御来訪ありがとうございます。

 不確かな情報を基に、幾多の候補地を放浪し、ひとつひとつ潰していって
どうにか、だどりつく・・・
 その過程が、わくわくしますね。
 宝くじに似ているかもしれません。たまにあたるから喜びが増すのだと思
います。
 らんまるさまも同じ喜びにとりつかれていらっしゃると推察いたします。
 一度、酒を酌み交わしたいですね。


> 見張り砦か烽火台という趣ですね。
> 戦国時代の終わりには打ち捨てられたのかもしれません。
>
> せめて景色でも良ければ救われるのですが、無名に近い城ではそれすら期待できないという現実があります(汗)
> 旨い地酒でも飲んで鋭気を養って下さいませ。
> 次を期待しております。
登山お疲れさまでした
見張り砦か烽火台という趣ですね。
戦国時代の終わりには打ち捨てられたのかもしれません。

せめて景色でも良ければ救われるのですが、無名に近い城ではそれすら期待できないという現実があります(汗)
旨い地酒でも飲んで鋭気を養って下さいませ。
次を期待しております。
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