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神ヶ原城(5) ~ 神の宿る眺め

 神ヶ原城の最終話です。

GEDC0901.jpg

 尾根を登り切ると石積みが見えました。

GEDC0902.jpg

 石積みを超えると、主郭です。

005_20120112152146.jpg

 イメージ図を作成しました。

 岩山の頂上に狭い主郭があるだけです。

 水も確保出来ないので、物見兼烽火台であったと推察いたします。

 日の出とともに、当番を命じられたふもとの農民が、水筒とおにぎりを持って、ここに登り、敵兵が来ないか一日中監視し、日没とともに下山していたのだと思います。

GEDC0903.jpg

 本郭の先端に出ました。車を降りてから、70分が経過していました。

 危険な岩登りの連続の果てに、猫の額ほどの削平地・・・

 遺構観察だけ考えたら、割にありません。

GEDC0908.jpg

 しかし、ここからの眺めは最高です。

 神ヶ原と地名がついたのが解る気がしてきます。

 写真は南側を撮影しました。

GEDC0904.jpg

 西側の写真です。

 あの山並みの向こうには、佐久があるんですね・・・

 私は昼過ぎに登りましたが、朝から登って、この眺めを堪能しながらボーッと時をやり過ごし、おにぎりを食べて帰ってくるのも、いいかもしれません。戦国の見張り番のように・・・

GEDC0905_20120112153236.jpg

 尾附城を見下ろすこともできます。
 
 東側を刈り払って下さると、きっと、烽火台ネットワークとなるピーク達が見渡せることでしょう。

 今後、時間をかけて、烽火台ネットワークを解明して参りたいと思います。

<平成25年1月1日追記>
 川鍋巌著「北武蔵・西上州の秘史」によりますと・・・

 黒沢上野守 神ヶ原地衆 始め藤田氏重臣 のちに武田信玄に仕え 1562年正月北条氏邦に降伏して家臣となり、鉢形家老職に就く ・・とのことです。

 ホームページ 「土の城への衝動」
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Comment
頑張りました!
 お師匠 御来訪有難うございます。

 お師匠にはいつも教えていただいてばかりなので、少しでも恩返しが出来ればと、必死で登りました。
 神ヶ原城には、南の尾根筋の東斜面にへばりつくルートもあるようですが、比高が厳しそうなので選択しませんでした。お師匠なら軽がるでしょう。
 さて、八束城が見頃ですか? 行きたい城がありすぎて目移りしてしまいますが、是非、行きたいと思います。ご教授有難うございます。
八束城
神ヶ原城を攻略しましたね、すごい岩山で驚いています。近日、私もチャレンジしたいと思っています。ただし、もう少し攻略しやすいル-トがありそうです。
 昨日、吉井町にある八束城に登ってきました。藪がすべて切り払われて、本丸、二の丸、三の丸、各空堀が見事に姿を見せています。また支尾根四本すべて深い堀切が施してあり、景色も壮観です。是非草木が伸びる前に登ってください。
Re: タイトルなし
丸馬出し様 ご来訪有り難うございます。

 金井山城は面白いですか?
 尼飾山城の近くであればセットでいきたいですね。
 なんせ尼飾山城は、敬愛する真田幸隆大先生が攻略した
城ですから、今年中に挑戦したいと思っています。
 情報有り難うございました。
いつも楽しく拝見させていただいています。
岩盤で思い出したのですが
金井山城の岩盤掘切りはすごくオススメです。
セットで、寺尾城、尼飾山城、鞍骨城、鷲尾城
などの松代城の外郭をなす城砦をめぐるのがオススメ
ですが、一泊は必要かとおもいます。
その際は松代ロイヤルホテルが便利です
Re: 趣味の世界の話
 妙義の毛虫さん。御来訪ありがとうございます。

 歴史的記録のどれがどれほど正しいか?

 記録は勝者が創る・・・ 真実は消し去られる・・

 それが真実だと思います。

 上野の歴史は、幾とおりかのストーリーがあるのは、研究者の間では共通理解だと思います。

 小生、浅学ながら資料を集めておりますと、混乱の張本人は「加沢記」であると最近思い始めました。

 「加沢記」を妄信すると歴史の迷路にはまってしまうと感じています。

 「甲陽軍艦」同様、参考資料として、理解すべきかと・・

 話を基に戻しますが、城の記録とて同様ですよね!

 参考程度に思っておくのが、正解だと思います。

 神ヶ原城も実際はどうだったのか?

 神のみぞ知ると思います。
趣味の世界の話
皆さんの感想が概ね正しいと思いますよ。殆どの山城や砦は個人の価値観の問題であると思えばあるし無いと思えばないのでただ楽しめればよいのではないですか。昭和の半ばに各町中にあった火の見櫓(梯子と鐘だけ)を消防署と言っている程度です。たとえば群馬の城跡で加沢記を拠り所にしていると思いますが戦国時代から100年以上後に小説(軍記)を書こうとしたメモを尚かつ後に加筆したものですよね。大半の山城や砦は桑や胡桃、栗等の畑の跡と思えますがね!。砦の機能として意味不明な掘切や竪堀、土塁も農作業小屋や鉱夫小屋とすれば意味が通じるものもありますね。いずれにせよ個人個人が楽しめればいいのではないでしょうか?
できれば読んだ跡に消去して下さい。
Re: お疲れさまでしたぁー!
らんまるさま。ご来訪有り難うございます。

 「こんな場所に砦なんか造るのおかしいでしょ!」
といえば・・・

 上田近くの「こくうぞうとりで」は、

 あんなとことろに選地した上杉軍も上杉軍ですが、

 踏査したらんまる様も・・・といった趣ですよね。

> 訪れる人も久しく絶えた城跡にスポットを当てる…それこそが、今を生きる我々の使命なのだと思っておりまする。

 全くの同感です。
お疲れさまでしたぁー!
武蔵の五遁様、攻城戦お疲れでした。

小生も時折、「こんな場所に砦なんか作るなんて可笑しいでしょ!」と独り言をつぶやきながらヤケクソで登る時があります(笑)

もはや「意地」だけです。誰も見た事の無い城跡に到達した時の達成感だけが救いなのでしょう…(爆)
まさしく我々は無理難題に挑む冒険者ではないでしょうか?

訪れる人も久しく絶えた城跡にスポットを当てる…それこそが、今を生きる我々の使命なのだと思っておりまする。
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