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杉山城(1) ~ 連続比企型小口

 みなさんこんにちわ。
 中世城郭愛好家、土の城派縄張りオタク、武蔵の五遁です。

 平成23年10月29日には、杉山城に行ってきました。

杉山城アク

 埼玉県比企郡嵐山町杉山にあります。

 関越自動車道「嵐山・小川インター」を降りて、杉山交差点を左折、嵐山・小川IC交差点を左折、玉岡中学校(南)入口交差点を左折すると左側に看板がありますので、進んでいくと駐車場があります。

 技巧的すぎる縄張り、縄張りの教科書と称され、縄張りオタクの私が愛してやまない城であります。

GEDC0383.jpg

 現地での順路は南側からなのですが、個人的こだわりにより、北側の郭から紹介させて頂きます。

 左側が、北三郭の土塁で、中央が堀、右側が通路になっています。

 郭の正面に小口を設けず、郭の側面への迂回を強要するなかで、攻城兵へ横矢攻撃を仕掛けることが出来るようにした「比企型小口」です。

004_20111210113557.jpg

 イメージ図を作成しました。「Y」は、「横矢をかけることが出来る位置」の意味です。

*杉山城は、長らく北条氏による築城と考えられてきましたが、平成14年から開始された発掘調査により出土した陶磁器などの年代から、関東管領扇谷上杉氏による築城と考えられるようになってきました。

GEDC0384.jpg

 北三郭に入りました。奥に北二郭の土塁が見えます。

*杉山城の築城は、山内上杉氏と、扇谷上杉氏が争った長亨の乱の頃に、南から侵攻する扇谷上杉勢を食い止める為に築かれたと考えられ、南側の守りの方が複雑になっています。

GEDC0385.jpg

 北二郭の小口です。これも比企型小口です。右側の通路を通って侵入しようとする攻城兵へ、左側と正面の2方向から攻撃できるようになっています。

GEDC0386.jpg

 北二郭から、図、右下の横堀と土塁を撮影しました。

 本郭が近いため、防御を重層的にしています。

GEDC0381.jpg

 北二郭から本郭への小口です。

 これも比企型小口で、左側の張り出しから横矢がかけられるようになっています。しかも上り坂です。

 これで三連続「比企型小口」です。攻城兵の進入路を屈曲させ、横矢をかけることに執念を燃やしています。

 射撃制圧への計算へ続く・・・

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