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七尾城(4) ~ 合理的防御構想

 七尾城の第4話です。

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 二の丸から温井屋敷に下ってきました。二の丸の方を振りかえっています。

 左側が二段の石垣で防備を固めています。

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 先ほどの写真より、更に下ってきました。。通路の右側に土塁があります。この土塁が縄張り上のミソとなっています。

 それは後ほど・・・

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 温井屋敷の東側には、九尺石の小口があります。(図では三尺になっています。申し訳ありません。)

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 私が七尾城を訪れて嬉しかったのが、この城がでかいだけの城ではなく、合理的な防御構想により、築かれた城であることが実感できたことです。

 イメージをご覧ください。

 三の丸から直接、二の丸を攻めるのは、高低差がありすぎで犠牲が多い、そこで二の丸の「図裏側」を経由して、九尺岩の小口に攻めかかります。

 攻城兵が温井屋敷に侵入すると、二の丸からの二段銃撃、西の丸からの投石にさらされます。

 二の丸からと、西の丸からは土塁が伸び、その接点には門があったと思われ、正面からは土塁越しに桜馬場からの射撃にされされます。

 温井屋敷は、巨大枡形となっているのです。

 次に桜馬場を見てみましょう。

 敵が調度丸から、もしくは本丸と西の丸の間の小口から桜馬場に入るとどうでしょう。

 遊佐屋敷、西の丸、温井屋敷から挟み撃ちにあいます。

 西の丸は防御のカネメですね。謙信が我攻めしなかった理由がわかります。

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 桜馬場に入りました。右側が遊佐屋敷の石垣です。折りがつけられていますね。

*7月に謙信に城を囲まれてから、籠城を3か月、織田信長の援軍は来ません。

 かねてから謙信に意を通じていた遊佐氏は、謙信に内応のタイミングを相談します。

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 遊佐屋敷の掲示版です。左側は本丸の塁壁です。

 本丸すぐ下に屋敷を持つ遊佐氏が謙信を引き入れたならば・・・

 謙信最後の輝きへ続く・・・

 ホームページ 「土の城への衝動」
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Comment
Re: 名城ですね~
丸馬出し様。ご来訪有り難うございます。
また、過日はご指摘有り難うございました。
西の丸と本丸の間の連絡通路は確認できませんでした。
両方から土塁が伸びていますが、敵が桜馬場に入れば遮断されてしまいます。
西の丸からは、撤退不能となりますので、士気の高い兵士のみが守備したの
ではないでしょうか?
週末に資料をメールさせて頂きますね。
名城ですね~
いつも楽しく拝見させていただいています。
七尾城を攻めるには、調度丸と三の丸からの
同時攻撃がひつようなようですね。
そうすると、西ノ丸と本丸の間には
連絡通路があってもおかしくないと思うのですが
何かそれらしきものはありましたでしょうか。
教えていただければ幸いです。
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