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戸吹根小屋城

 みなさん、こんにちわ。

 中世城郭愛好家、土の城派「武蔵の菅原」です。

 1月26日(土)城友達のMさんをご案内して、東京都八王子市戸吹の根小屋城へ行ってまいりました。

 根小屋城と称する城は、日本全国に多数存在しますので、地名をとって「戸吹根小屋城」と表記させていただきます。

 東京サーランドから国道411号を南下、上戸吹西交差点を右折し、数メートルで直ぐまた右折し、暫らく進むと看板があります。駐車場は無いので、お気を付け下さい。


  この城は、室町時代に八王子周辺を治める大石氏により造られました。城の南には当時、東京と山梨を結ぶ街道があり、城の北には秋川が流れています。街道と水運両方を監督する役割があったものと思われます。

 大石氏が北条氏に降った後は、烽火台として使用されていたようです。滝山城、高月城、根小屋城、網代城、戸倉城、桧原城と連なる、山梨国境からの烽火台ネットワークが、国防上重要な役割をはたしてていました。

 別名、「二城」城とありますが。居館部と要害部の2つのパーツからなるため、その様に呼ばれたのでしょう。

 


 居館部のイメージ図を作成しました。南向きの緩斜面に削平地を設け、一部竪堀を使用しているのみのシンプルかつ、防御性の低い構造です。

 


           居館部の写真です。削平もあいまいな部分が多いです。


           中央部の小口と思われる部分には石積みが残っています。

 


    尾根上、東側の小口です。右側から竪堀を食い込ませ、屈曲した土橋としています。

 


                  居館部と要害部を隔てる堀切です。

 


 要害部のイメージ図です。これは正に「サマーランドを見下ろす絶叫マシン!」です。人一人がようやく通れるアップダウンの激しい細尾根が20メートル程続きます。細尾根の細さは筆舌に尽くしがたく、あえて言えば、「下敷きを立ててその上を歩いてく」状態です。尾根道の両側は比高20メートル程の断崖です。

 


 道の下が、えぐれているのがご覧いただけますでしょうか? 数年前ここから滑落して骨折してしまった城マニアの方がおられるとの話を聞いたことがあります。

 この尾根上での攻防は、1対1以外は成立しません。これほど防御しやすい地形は無いでしょう。

 


                    こんな道が延々と続きます。

              道幅は50~60センチ程で、両側が断崖です。


             主郭は、20人ほどが篭れるスペースがあります。

            北条氏の時代には烽火台があったものと思われます。

 


         主郭からは、秋川とサマーランドを見下ろすことが出来ます。

  秋川から吹き上げる風が心地よいです。ここでお弁当を食べるのも良いかもしれません。

                           しかし

                 決して郭の端に行ってはいけません! 

             下がえぐれていて、崩落、滑落の危険があります!

  この城を訪れる際は、必ず複数以上の人数で、携帯と非常食を忘れずにお持ち下さい。

 

 

ホームページ「土の城への衝動」http://www5.plala.or.jp/tutinosiro/

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