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埼玉県杉山城

 先週末、松山城とともに杉山城にも行ってきました。

 杉山城は、築城、廃城、戦歴、城主など何の記録も残っていない謎の城で、何かと城郭愛好家の論議の的になっている城です。

 しかも、その構造は「土の城の最高峰」「縄張りの教科書」「技巧的過ぎる縄張り」などと呼ばれ、完璧に残存しています。常に下草刈りが行われ、解説版も充実しています。

 機能的に優れた構造物は見た目にも美しい! 毎年訪れていますがその度に魅了されます。

 


           解説版その1です。城の全体像がイラストで示されています。

 


  駐車場から大手口方面を望みます。この城がいかに地元の方から愛されているかコスモスの花が語ってくれます。

    


               大手小口です。

 


 大手小口のイラスト付き解説版です。写真だけでは伝わらない構造が良く判ります。杉山城は敵の侵入路を常に屈曲させ、側面攻撃できる「横矢がかり」がこれでもかと連続します。

 


         通過は自己責任であるとの警告!! その先にあったものは!?


 写真では判りにくいのですが、堀は結構深いです。橋はギシギシと大きな音を立て、たわみます。この上では絶対に飛び跳ねないで下さい!!


     廃城の際すぐに再利用できないようにと、井戸に巨石が置かれています。

 


 右側の郭を守る土塁と堀(中央)を隔てて、左側にも低い土塁があります。これを比高二重土塁と言います。低い土塁の上は人が一人通れる通路になっていて、反撃する城兵の進撃路兼、退却路になっています。城を攻める側が退却する兵士を追ってこの狭い通路を進むと右側の高い土塁上から射撃を受け、次々と倒れていく・・・

 


       東側から眺めたところです。階段状の構造になっているのが見て取れます。

 


 一の郭の塁壁です。登ろうとする敵を側面攻撃できるように、塁壁に「折り」が作られているのがわかります。戦時は草は無く、粘土で塗られていたため登ることは難しかったでしょう。


 すぐ近くに嵐山町立玉ノ岡中学校があり、トイレを借りることが出来ますので、急な腹痛にも安心です。

 


 旧鎌倉街道付近からの杉山城の眺めです。また、麓を流れる市野川は松山城にも通じており、街道と水運両方を抑える城であったと思われます。

 関越小川インターを降りて5分、自宅から1時間かからないので、ちょっと時間が空いたときにふらっと寄れるのが良いです。今後も、何度でも訪れたいと思っています。

 

ホームページ「土の城への衝動」http://www5.plala.or.jp/tutinosiro/

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